「工務店さんにお任せ」の家

「工務店さんにお任せ」の家

「家づくりのプロである今冨さんにお任せしたい」

一緒に暮らすことになるお母さまの健康面を第一に考えて、寒暖差の無い家にしたいというお施主様のご要望を伺い、弊社が採用しているスーパーウォール工法での家づくりをご提案しました。
スーパーウォールは、高性能なスーパーウォールパネルと高断熱サッシ、計画換気システムが生み出す、高気密・高断熱・高耐震構造の住宅です。「健康」「快適」「安心」「安全」を追求し、暮らしの質を最高水準にまで高め、理想的な住環境を実現するという点に共感していただき、お仕事をさせていただくことになりました。

お施主様から「私たちは素人だから、家づくりのプロである今冨さんが建てたいと思う家を建ててください」というリクエストをいただき、建物の外観や間取りなど、私の考えうるベストなご提案をさせていただきました。
外壁は職人の手仕事で仕上げています。サイディングなどと比べて日数のかかる作業ですが、職人の丁寧な鏝の動きが伝わるような意匠になったのではないかと思っています。

仏壇を置きたいけど、普段使わない部屋になるような気がして…というお施主様からの言葉をヒントに、LDKの一角に畳スペースを設けて床の間をしつらえ、お仏壇を置く形でのご提案をしました。
リビングから玄関への動線上にお仏壇があるので、仏様に手を合わせることが日常の生活の一部となり、また、リビングのすぐ近くにあることで、亡くなったお父様とのつながりを感じることができると喜んでいただきました。

木をふんだんに使ったリビングですが、濃淡2種類のグレーのクロスを合わせることで少しシックな、落ち着いたリビングになりました。「いろいろな種類の中からクロスを選ぶのは大変だった」と言われていましたが、各部屋ともとてもまとまりのある、素敵な仕上がりになりました。

キッチンからリビングの眺め。

階段下の空間をオープンにして、有効スペースとして活用。

七島藺(しちとうい)

全国でも国東のみで生産されている畳の材料である「七島藺(しちとうい)」
完成写真撮影にお邪魔した際「畳のところは撮りましたか?」と、お施主様からお声がけをいただき、撮影に入ったところで「実は…」と七島藺のお話をしていただきました。
家を建てるにあたって、ほとんどの部分は今冨さんにお任せしましたが、畳だけは七島藺を使うことに決めていたとのこと。国東半島に伝わる希少な素材である「七島藺(しちとうい)」を残したいという想いは、今冨建築がこれからも地域の家づくりを担っていきたい、職人や技術を受け継いでいきたいという想いに通じるものがあり、このような形で家づくりを任せていただけたことは、とても幸せなことだと感じた1日でした。

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